ぜんぶ、打てる。
エッジ一覧に並ぶゲームを、ひとつ残らず遊べるようにしました。 ルールを読んで、そのまま同じ画面で打てます。控除率は、読むより打ったほうが早い。 持ちポイントは1,000P。減っていく速さが、そのままそのゲームの傾きです。
多くの卓には 「まとめて回す」 を置きました。押すと同じ賭けを最大4万回くり返し、 100回・1,000回・1万回…と刻んで実測の取り分が理論値へ寄っていく様子をそのまま出します。 持ちポイントには影響しません。わずかな期待値の傾き × 膨大な回転—— この産業の全部が、その表に出ます。
バカラ
BACCARAT カジノゲーム 1.06%ハウスエッジバンカーとプレイヤー、どちらの手が9に近いかを当てる賭けです。
遊 び 方
- 卓にはバンカー、プレイヤー、タイの三つの賭け枠が置かれています。
- 10と絵札は0、エースは1として数え、合計の下1桁だけを見ます。
- 両者に2枚ずつ配られ、下1桁が9に近いほうが勝ちとなります。
- 3枚目を引くかどうかは規則表で自動的に決まり、客に選択権はありません。
- バンカー側が勝った場合、配当から5%のコミッション(手数料)が引かれます。
- タイは引き分けに対する賭けで、的中時の配当は8:1です。
教 養 と し て
イアン・フレミングの小説『カジノ・ロワイヤル』(1953年)で主人公が卓を囲むのは、バカラの一種シュマン・ド・フェールです。2006年の映画版では、この場面がポーカーに差し替えられています。
賭 け 方 と 控 除 率
| 賭け方 | 配当 | 控除率 | |
|---|---|---|---|
| バンカー | 1:1(コミッション5%を差し引き) | 1.06% | 勝った時のみ5%の手数料が引かれます |
| プレイヤー | 1:1 | 1.24% | 手数料はかかりません |
| タイ | 8:1(元金を含めて9倍) | 14.36% | 控除率は他の二つより一桁大きい枠です |
な ぜ 胴 元 が 取 れ る の か
バンカー側とプレイヤー側では、3枚目を引く規則が異なるため、決着の分布に差があります。その差の一部を相殺するために、バンカー側が勝った時だけ5%の手数料が引かれます。ただし相殺後も両者の控除率は一致せず、バンカー1.06%、プレイヤー1.24%として残ります。どちらの枠でも、支払われる配当は起きる確率よりわずかに小さく設計されています。1回では判別できない差ですが、卓は1時間に数十回まわり、差は回数に比例して積み上がります。
知 っ て お く べ き こ と
三つの枠は同じ卓の同じ勝負を対象にしていますが、控除率はバンカー1.06%、プレイヤー1.24%、タイ14.36%と異なります。タイは他の二つの10倍以上です。配当の大きい枠ほど控除率も大きいというのが、この配当表の並びです。
ブラックジャック
BLACKJACK カジノゲーム 0.50%ハウスエッジ手札の合計を21に近づけ、超えずにディーラーを上回れば勝ちです。
遊 び 方
- 客とディーラーに2枚ずつ配られます。絵札は10、エースは1か11です。
- 客が先に、カードを引く(ヒット)か止める(スタンド)かを決めます。
- 合計が21を超えた時点で負けが確定し、その回の賭け金は戻りません。
- 客が止めた後、ディーラーは規定に従って引き、17以上で手を止めます。
- 21を超えずに相手を上回れば1:1、最初の2枚で21なら3:2または6:5です。
- 賭け金を倍にする、手を二つに分けるといった選択肢が規則に定められています。
教 養 と し て
1962年、数学者エドワード・ソープが確率計算に基づく著書を発表しました。その後、使用デッキ数を増やすなどの規則改定が各地で行われています。卓の規則は固定されたものではなく、施行側が改定してきた項目です。
賭 け 方 と 控 除 率
| 賭け方 | 配当 | 控除率 | |
|---|---|---|---|
| メインベット | 1:1(最初の2枚で21なら3:2または6:5) | 概ね0.3〜0.8% | 規則と打ち方を前提とした理論値の幅 |
な ぜ 胴 元 が 取 れ る の か
客が先にカードを引き、21を超えた時点で負けが確定します。その後ディーラーが同じように21を超えても、すでに取られた賭け金は戻りません。この順番の非対称が、技量では詰めきれない差として残ります。ベーシックストラテジー(場面ごとの最善手を表にしたもの)を前提とした理論値で概ね0.3〜0.8%、そこから外れるほど差は広がります。胴元は客の判断の揺れも含めて、取り分にしています。
知 っ て お く べ き こ と
控除率は単一の値ではありません。最初の2枚で21が成立した時の配当が3:2か6:5か、ディーラーがソフト17で引くかどうかといった規則の違いだけで、理論値は概ね0.3〜0.8%の幅で動きます。よく引かれる0.50%という数字も、特定の規則と打ち方を前提にしたその幅の中の一点です。
ルーレット
ROULETTE カジノゲーム 2.70%ハウスエッジ回転する盤で球が落ちる番号を当てる賭けです。
遊 び 方
- 盤には1から36の番号があり、これに0(アメリカン盤では0と00)が加わります。
- レイアウトの賭け枠は、単一番号から18番号のまとまりまで段階があります。
- 球が投げられ、ノーモアベット(賭け締切)の宣言をもって締め切られます。
- 球が一つの番号に落ち、その番号がその回の結果になります。
- 外れた枠のチップは回収され、的中した枠に配当が置かれます。
- 同じ手順が、次の回に向けて繰り返されます。
教 養 と し て
ルーレットはフランス語で「小さな車輪」を意味します。ヨーロピアン盤は37区画、アメリカン盤は38区画で構成されます。1から36の番号は盤上で赤と黒が交互に並び、その並び順は数の大小とは一致しません。アメリカン盤では、対になる番号が盤の反対側に配置されています。
賭 け 方 と 控 除 率
| 賭け方 | 配当 | 控除率 | |
|---|---|---|---|
| ストレートアップ(単一番号) | 35:1 | 2.70%(ヨーロピアン)/5.26%(アメリカン) | 37(38)区画のうち1番号が対象 |
| スプリット(隣接2番号) | 17:1 | 2.70%(ヨーロピアン)/5.26%(アメリカン) | レイアウト上で隣り合う2番号が対象 |
| ストリート(横一列3番号) | 11:1 | 2.70%(ヨーロピアン)/5.26%(アメリカン) | 横一列の3番号が対象 |
| コーナー(4番号) | 8:1 | 2.70%(ヨーロピアン)/5.26%(アメリカン) | 四つ角で接する4番号が対象 |
| ダズン/コラム(12番号) | 2:1 | 2.70%(ヨーロピアン)/5.26%(アメリカン) | 12番号がひとまとまりの枠 |
| 赤/黒、奇数/偶数、ハイ/ロー | 1:1 | 2.70%(ヨーロピアン)/5.26%(アメリカン) | 18番号が対象。0(00)は含まれない |
な ぜ 胴 元 が 取 れ る の か
盤には1から36に加えて0があり、アメリカン盤では0と00があります。配当は36通りを前提とした35:1で、0の枠の分だけ支払いが足りません。この不足が控除率で、ヨーロピアンは2.70%、アメリカンは5.26%です。単一番号でも18番号のまとまりでも、配当は同じ前提で組まれているため、割合は一致します。1回転ごとの結果は独立していますが、回転数が増えるほど売上に対する取り分は設計値へ近づきます。胴元は当たりを避けているのではなく、配当を確率よりわずかに低く固定しているだけです。
知 っ て お く べ き こ と
控除率は盤の区画数で決まります。0のみの37区画で2.70%、0と00の38区画で5.26%です。配当表はどちらの盤でも同じ35:1などの値が並び、差は配当の側ではなく区画の数の側に置かれています。どの枠を選んでも、この割合そのものは変わりません。
クラップス
CRAPS カジノゲーム 1.41%ハウスエッジ2個のサイコロの出目に賭ける、進行のあるゲームです。
遊 び 方
- シューター(振り手)が2個のサイコロを投げ、その出目で卓の賭けが一斉に決まります。
- 1投目はカムアウトロールと呼ばれ、パスラインの枠はこの目で分岐します。
- 7か11なら的中、2・3・12なら外れで、その場で決着します。
- それ以外の目が出ると、その数がポイントとして固定され、進行が続きます。
- ポイントと同じ目が先に出れば的中、7が先に出れば外れとなります。
- 卓のレイアウトには、1投ごとに決着する枠と、進行をまたぐ枠が併存します。
教 養 と し て
卓のレイアウトは中央線を挟んで左右対称で、同じ枠が両端に印刷されています。一つの卓を複数の担当者が受け持ち、それぞれの側で精算するためです。中央には、1投ごとに決着する枠がまとめて配置されています。
賭 け 方 と 控 除 率
| 賭け方 | 配当 | 控除率 | |
|---|---|---|---|
| パスライン/カム | 1:1 | 1.41% | 進行の起点になる枠 |
| ドントパス/ドントカム | 1:1 | 1.36% | パスラインと反対側の枠。12は引き分け |
| フィールド(2と12が2:1) | 1:1(2と12は2:1) | 5.56% | 1投ごとに決着する |
| エニーセブン | 4:1 | 16.67% | 次の1投が7かどうかで決まる |
な ぜ 胴 元 が 取 れ る の か
クラップスは賭けの種類ごとに配当表が別で、控除率は1.36%から16.67%まで開きます。2個のサイコロの出目は36通りあり、7は6通り、2と12は各1通りと偏っています。配当表はその偏りを前提に組まれ、どの枠でも配当は出目の確率よりわずかに低く置かれています。その差が胴元の取り分です。卓の進行が速く1時間あたりの投数が多いため、1回の差は小さくても売上に対しては安定して積み上がります。
知 っ て お く べ き こ と
同じ卓でも、枠によって控除率は1.36%から16.67%まで変わります。配当の大きい枠ほど控除率も高くなる傾向があり、これは配当表の組み方から生じるものです。同じ一回の投擲でも、枠ごとに引かれる割合は別です。
シックボー
SIC BO カジノゲーム 2.78%ハウスエッジ3個のサイコロの出目の組み合わせに賭けます。
遊 び 方
- ディーラーが3個のサイコロを容器に入れ、蓋をした状態で振ります。
- 卓のレイアウトには、合計、単一の目、2個の組み合わせ、トリプルなどの枠が並びます。
- 締め切りの合図の後に容器が開けられ、3個の出目が確定します。
- 該当する枠にランプが点き、その枠だけが配当の対象になります。
- 1回ごとに独立して結果が決まり、次の回への持ち越しはありません。
教 養 と し て
漢字では骰宝と書き、英語圏ではsic boのほか、広東語の大小(ダイシウ)やハイローの名でも呼ばれます。レイアウトの各枠は、216通りのうち該当する組み合わせが何通りあるかがそれぞれ異なり、その通り数に応じて配当が別々に定められています。
賭 け 方 と 控 除 率
| 賭け方 | 配当 | 控除率 | |
|---|---|---|---|
| 大(合計11から17) | 1:1 | 2.78% | トリプルが出た場合は負け |
| 小(合計4から10) | 1:1 | 2.78% | トリプルが出た場合は負け |
| 特定のトリプル | 150:1 | 30.09% | 1種類の目が3個そろう場合 |
な ぜ 胴 元 が 取 れ る の か
3個のサイコロの出目は216通りあります。大は合計11から17、小は合計4から10で、それぞれ105通りです。残る6通りは3個とも同じ目のトリプルで、これは大にも小にも入らず、どちらも負けになります。配当は1:1のままです。勝つ確率だけが半分をわずかに下回り、その差が2.78%です。特定のトリプルは216通りに1通りで、配当は150:1(元金を含めて151倍)です。確率と配当の差はさらに開き、控除率は30.09%になります。
知 っ て お く べ き こ と
卓のレイアウトには数十の賭け枠が並び、枠ごとに控除率が違います。大・小は2.78%、特定のトリプルは30.09%で、同じ卓の同じ一回でも条件は10倍以上開きます。配当の大きい枠ほど控除率が高くなる並びです。
カジノウォー
CASINO WAR カジノゲーム 2.88%ハウスエッジ1枚ずつ引いたカードの数字の大小を比べます。
遊 び 方
- 1回ごとに、客とディーラーに1枚ずつが表向きで配られます。
- 判定は数字の大小だけで行われ、エースが最も強く、スートは見ません。
- 客の札が上回れば1:1、下回れば賭け金が没収されます。
- 同数の場合は、降参とウォーの二つの処理に分かれます。
- 降参では賭け金の半分が戻り、その回は終わります。
- ウォーでは同額が追加され、あらためて1枚ずつで決着します。
教 養 と し て
同数の起こる割合は、卓で用いるデッキの組数によって変わります。1組では3/51で約5.9%、6組では23/311で約7.4%と、組数が多いほど高くなります。取り分が同数の処理に置かれているため、この割合の違いはそのまま控除率の違いにつながります。
賭 け 方 と 控 除 率
| 賭け方 | 配当 | 控除率 | |
|---|---|---|---|
| メインの賭け(同数時にウォーへ進む場合) | 1:1 | 2.88% | 同数の処理だけが分岐点 |
な ぜ 胴 元 が 取 れ る の か
カジノウォーは数字の大小を比べるだけで、単純な勝ち負けの回数はほぼ互角です。差がつくのは同数になったときの処理だけです。同数は十数回に一度の頻度で起こります。そこでウォーに進むと、賭け金を倍にして戦うことになりますが、勝っても配当が付くのは多くの卓で追加した分だけです。負ければ倍額を失います。この非対称が2.88%として残ります。
知 っ て お く べ き こ と
2.88%は、同数の際にウォーへ進む場合を前提とした値です。降参した場合は、その回で賭け金の半分が失われます。ウォーで勝ったときの支払い方は卓ごとに定めがあり、控除率はその定めによって変わります。
ビデオポーカー
VIDEO POKER カジノゲーム 0.46%ハウスエッジ配られた5枚から残す札を選び、1回だけ引き直す機械相手の賭けです。
遊 び 方
- 1回あたりの賭け枚数を決めて始めます。
- 5枚が表向きで配られます。
- 残す札にホールド(保持)が指定され、残りは捨てられます。
- 捨てた枚数だけ引き直され、5枚で手役が確定します。
- ジャック以上のペア以上であれば、配当表の行に従って払い戻しが決まります。
教 養 と し て
9/6という呼び名は、1枚賭けあたりフルハウスが9、フラッシュが6という、配当表のたった2行を取り出した略記です。ビデオポーカーの配当表は元金を含めた倍数で示され、ジャック以上のペアの行は1、つまり賭けた分が戻るだけの行として置かれています。台の条件が機種名ではなく表の中身で表される形式です。
賭 け 方 と 控 除 率
| 賭け方 | 配当 | 控除率 | |
|---|---|---|---|
| ジャックス・オア・ベター 9/6(最大枚数賭け) | 配当表による(1枚あたり、元金を含めた倍数で表示) | 0.46% | 9/6・最大枚数・最適な残し方を前提とした値 |
| 配当表の行が下がった台(8/5など) | フルハウス9→8、フラッシュ6→5(元金を含めた倍数) | — | 同じ手役でも払戻が低く、控除率は9/6より高くなります |
な ぜ 胴 元 が 取 れ る の か
機械は配当表を画面に示しており、52枚から5枚を引く確率は計算で求まります。それでも表の各行は、確率から求まる公正な倍数よりわずかに低く置かれています。9/6の配当表で、最大枚数を賭け、毎回最適に残した場合の差が0.46%です。台は1時間に数百回まわるため、1回あたりの差は小さくても、賭け金は同じ差に何度もさらされます。残し方が最適から外れた分と、配当表の行を下げた台の分は、そこへ上積みされます。数字が公開されていても、取り分はその内側に置かれています。
知 っ て お く べ き こ と
0.46%は、9/6の配当表であること、最大枚数を賭けていること、毎回最適な残し方をしていること、という三つが揃った場合にのみ成り立つ理論値です。どれか一つでも欠ければ控除率はこれより高くなります。配当表は機種ごとに異なり、外観が同じ筐体でも行の数字が同じとは限りません。
スリーカードポーカー
THREE CARD POKER カジノゲーム 3.37%ハウスエッジ3枚の手役でディーラーと比べる賭けと、手役だけに賭ける賭けです。
遊 び 方
- アンテを置いて始めます。手役だけに賭けるペアプラスは任意の枠です。
- 自分に3枚、ディーラーに3枚が伏せて配られます。
- 自分の3枚を見た上で、降りるか、アンテと同額のプレイを追加するかが決まります。
- ディーラーの札が開かれ、クイーンハイ以上ならクオリファイ(勝負成立)です。
- 成立しない場合はアンテのみ1:1で払われ、プレイは返却されます。
- 成立した場合は手役の強い方が勝ち、アンテとプレイが精算されます。
教 養 と し て
考案は1994年、英国のデリック・ウェブによるものです。3枚で作る手役は、22100通りのうちストレートが720通り、フラッシュが1096通りで、ストレートのほうが少なくなります。このため手役の序列は5枚のポーカーと逆で、ストレートがフラッシュの上に置かれています。
賭 け 方 と 控 除 率
| 賭け方 | 配当 | 控除率 | |
|---|---|---|---|
| アンテ+プレイ | アンテ・プレイとも1:1(アンテボーナス別) | 3.37% | アンテ1単位に対する数字 |
| ペアプラス | ペアで1:1、手役が上がるほど高い倍率 | 配当表により概ね2.3〜7.3% | 7.28%は最も渋い配当表の値 |
な ぜ 胴 元 が 取 れ る の か
取り分は二つの構造から生まれます。第一に、ディーラーがクイーンハイ未満のとき、アンテは1:1で払われますが、プレイは返却されるだけです。客は倍額を出しているのに、相手が弱いときに受け取れるのは半分で止まります。これがアンテ1単位に対して3.37%です。第二に、ペアプラスは3枚の手役が出る確率に対して、配当表が一段低く置かれています。こちらは店ごとに表が違い、控除率は概ね2.3〜7.3%の幅で動きます。同じ卓に、成り立ちの違う二つの賭けが並んでいます。
知 っ て お く べ き こ と
同じ卓の二つの枠は、控除率が別々に設計されています。アンテ+プレイは3.37%、ペアプラスは配当表により概ね2.3〜7.3%です。ペアプラスの数字が単一の値にならないのは、店ごとに配当表の倍率が異なるためで、7.28%はその中で最も渋い表の値にあたります。
レットイットライド
LET IT RIDE カジノゲーム 3.51%ハウスエッジ3口賭け、札を見ながら2口まで引き下げられる配当表相手の賭けです。
遊 び 方
- 同額を3口置いて始めます。3口目は最後まで引き下げられません。
- 自分に3枚が配られ、卓の中央に共通の伏せ札が2枚置かれます。
- 自分の3枚を見た段階で、1口目を引き下げるか残すかが決まります。
- 共通札の1枚目が開かれ、2口目を引き下げるか残すかが決まります。
- 共通札の2枚目が開かれ、合計5枚で手役が確定します。
- 10のペア以上であれば、残した口数分だけ配当表に従って払われます。
教 養 と し て
発表は1993年、米国のシャッフルマスター社によるものです。客の3口のうち2口だけが札を見た後で引き下げられ、3口目は最後まで残るという構造になっています。払い戻しの下限は10のペアで、それ未満の手役には配当の行がありません。
賭 け 方 と 控 除 率
| 賭け方 | 配当 | 控除率 | |
|---|---|---|---|
| 基本ベット3口 | 10のペア以上で1:1、ロイヤルフラッシュで1000:1 | 3.51% | 1口分を基準とした数字。引き下げ判断を含む |
な ぜ 胴 元 が 取 れ る の か
この卓には対戦相手がいません。ディーラーは共通の2枚を開くだけで、自分の手役を作らないからです。客が相手にするのは配当表そのものです。5枚で各手役が出る確率は計算で求まり、配当はその確率から求まる公正な倍率より少しずつ低く置かれています。2口を引き下げられる権利も、その分を織り込んだ上で配当表が組まれています。差は1口分に対して3.51%です。卓は1時間に数十回まわり、その回数だけ同じ差が繰り返されます。
知 っ て お く べ き こ と
3.51%は、引き下げの判断を標準的な基準どおりに行った場合の理論値で、基準となるのは3口のうち1口分です。判断がその基準から離れれば、実際の数字も理論値から離れます。引き下げる権利があること自体は、配当表の倍率にあらかじめ織り込まれています。
カリビアンスタッド
CARIBBEAN STUD カジノゲーム 5.22%ハウスエッジディーラーと1対1で、5枚の手役を比べる賭けです。
遊 び 方
- アンテが置かれると5枚が配られ、ディーラーは1枚だけが表になります。
- 自分の5枚を見て、降りるか勝負するかを選ぶ形で進みます。
- 勝負する側に回った場合は、アンテの2倍のレイズが加わります。
- ディーラーの手がA・K以上ならクオリファイし、手役が比べられます。
- クオリファイしない場合、レイズは戻り、アンテのみに配当が付きます。
- 降りた場合は、その時点でアンテが失われて一回が終わります。
教 養 と し て
52枚1組を使い、客同士ではなく店と1対1で比べる形式です。ディーラー側にA・K以上という成立条件が置かれているため、成立しない回はレイズが配当を生みません。多くの卓には別枠のプログレッシブが併設され、そちらは自分の手役だけで決まり、ディーラーの手とは無関係に精算されます。
賭 け 方 と 控 除 率
| 賭け方 | 配当 | 控除率 | |
|---|---|---|---|
| アンテ | 1:1 | 5.22% | 最初に置かれる基本の賭け |
| レイズ | 1:1〜100:1(手役別) | — | 非クオリファイなら戻ります |
| サイドベット(プログレッシブ) | 配当表による | — | 控除率は台ごとに異なります |
な ぜ 胴 元 が 取 れ る の か
勝負に出る側は、アンテの2倍を追加することになります。ところがディーラーの手がA・K以上に届かないと、その2倍は配当を生まず、戻るだけです。強い手で大きく賭けても、受け取れるのはアンテ分の配当に限られます。一方で負けたときは、アンテとレイズの3単位がまとめて失われます。勝ち幅には上限があり、負け幅にはありません。この非対称が、アンテ1単位あたり5.22%として残ります。
知 っ て お く べ き こ と
5.22%はアンテ1単位に対する数字です。勝負まで進めば、アンテとレイズで3単位が卓に出るため、一回あたりに動く金額は表示の印象より大きくなります。クオリファイの条件は卓の規則として固定されており、分岐は降りるか勝負するかの一点に限られます。
パイゴウポーカー
PAI GOW POKER カジノゲーム 2.50%ハウスエッジ7枚を5枚と2枚に分け、両方でディーラーに勝てば勝ちです。
遊 び 方
- ジョーカー1枚を加えた53枚から、7枚が配られます。
- 7枚は5枚の手と2枚の手に分けられます。
- 5枚の手は、2枚の手より強い形にしなければなりません。
- ディーラー側の2つの手と、それぞれ比べられます。
- 両方勝てば勝ち、両方負ければ負け、1勝1敗は引き分けです。
- 同じ強さの場合は、ディーラー側の勝ちとなります。
教 養 と し て
使う札は52枚にジョーカー1枚を加えた53枚です。このジョーカーは万能ではなく、エースの代用と、ストレートおよびフラッシュを完成させる場合にのみ使えます。2枚の手はペアかハイカードのいずれかにしかならず、序列はその2種類だけで決まります。名は中国のドミノ遊技、牌九から取られています。
賭 け 方 と 控 除 率
| 賭け方 | 配当 | 控除率 | |
|---|---|---|---|
| メインベット | 1:1(勝ち額から5%) | 概ね2.5〜2.8% | プレイヤーバンキングなしの範囲 |
| サイドベット(フォーチュン等) | 配当表による | — | 控除率は台ごとに異なります |
な ぜ 胴 元 が 取 れ る の か
1勝1敗の引き分けが頻繁に起こるため、資金は緩やかにしか減りません。ただし取り分は二か所に置かれています。同じ強さの札はディーラー側の勝ちとすること、そして勝った場合に勝ち額の5%が手数料として引かれることです。引き分けが多いぶん卓に留まる時間は長くなり、手数が増えます。一回あたり概ね2.5〜2.8%という小さな数字が、回数によって積み上がる設計です。
知 っ て お く べ き こ と
引き分けが多いことは、負けにくいことではありません。減り方が緩やかになるだけで、概ね2.5〜2.8%という水準は変わりません。この値は標準的な分け方を前提とした理論値であり、分け方が変われば実際の数字はそこから乖離します。
カジノホールデム
CASINO HOLD'EM カジノゲーム 2.16%ハウスエッジ共通の5枚を使い、ディーラーと1対1で手役を競います。
遊 び 方
- アンテが置かれると、手札2枚と共通の3枚が開かれます。
- 降りるか、アンテの2倍のコールを置くかを選ぶ形で進みます。
- コールされると、残りの共通2枚が開かれます。
- 手札2枚と共通5枚の計7枚から、最も強い5枚で比べられます。
- ディーラーはペアの4以上でクオリファイします。
- 非クオリファイならコールは戻り、アンテのみに配当が付きます。
教 養 と し て
テキサスホールデムの発祥について、テキサス州議会はロブスタウンを発祥地とする決議を残しています。カジノホールデムはこれを店対客の形に組み替えた卓で、共通の5枚を双方が使う点は同じですが、ディーラー側にペアの4以上という成立条件が置かれています。降りるか続けるかの分岐は、共通3枚が開かれた一度だけです。
賭 け 方 と 控 除 率
| 賭け方 | 配当 | 控除率 | |
|---|---|---|---|
| アンテ | 1:1〜100:1(手役別) | アンテ基準 2.16% | 最初に置かれる基本の賭け |
| コール | 1:1 | — | 額はアンテの2倍です |
| サイドベット(AAボーナス等) | 配当表による | — | 控除率は台ごとに異なります |
な ぜ 胴 元 が 取 れ る の か
構造はカリビアンスタッドと同じ系統です。続けるにはアンテの2倍を置くことになり、降りればアンテが失われます。ディーラーがペアの4に届かなければ、置いた2倍は配当を生まずに戻ります。クオリファイの基準が低いぶん、その空振りは起きにくく、控除率もアンテ基準で2.16%にとどまります。取り分は小さくても、卓が回れば残ります。
知 っ て お く べ き こ と
2.16%はアンテ1単位に対する数字です。コールまで進めば、一回の勝負で3単位が卓に出ます。判断の場面は手札2枚と共通3枚を見た一度だけで、2.16%はそこで標準的な判断がなされることを前提とした理論値です。判断が変われば、数字はそこから乖離します。
アルティメット・テキサスホールデム
ULTIMATE TEXAS HOLD'EM カジノゲーム 2.19%ハウスエッジ賭ける時点が早いほど大きく賭けられるホールデムです。
遊 び 方
- アンテとブラインドが同額で置かれ、手札2枚が配られます。
- 手札2枚だけを見た時点では、アンテの3倍か4倍まで置ける仕組みです。
- 見送ると共通3枚が開かれ、この時点の上限は2倍になります。
- さらに見送ると残り2枚が開かれ、最後の上限は1倍です。
- 最後まで置かなければ、アンテとブラインドは失われます。
- ディーラーはペア以上でクオリファイし、非成立ならアンテは戻ります。
教 養 と し て
ブラインドは、手役がストレート以上に届いた場合にのみ配当が付き、それ未満では勝っても元金が戻るだけです。配当はストレートの1:1からロイヤルフラッシュの500:1まで定められています。賭けられる上限が、情報の少ない時点ほど大きく設定されている点が、他のホールデム型の卓との違いです。
賭 け 方 と 控 除 率
| 賭け方 | 配当 | 控除率 | |
|---|---|---|---|
| アンテ | 1:1 | アンテ基準 2.19% | 非クオリファイなら戻ります |
| ブラインド | 1:1〜500:1(ストレート以上) | — | アンテと同額が必ず置かれます |
| プレイ | 1:1 | — | 早い時点ほど上限が大きい枠 |
| トリップス(サイドベット) | 配当表による | — | 控除率は配当表ごとに異なります |
な ぜ 胴 元 が 取 れ る の か
賭けられる額は、情報が少ない時点ほど大きくなります。手札2枚しか見ていない段階では4倍まで、共通3枚を見た後は2倍、最後は1倍です。待てば判断材料は増えますが、その分だけ賭けられる額は減ります。しかも最後まで置かなければ、アンテとブラインドは失われます。どの時点で決めても取り分が残るように、賭け額の上限そのものが設計されています。
知 っ て お く べ き こ と
2.19%はアンテ1単位に対する数字です。早い時点で4倍が置かれれば、アンテとブラインドを合わせて6単位が卓に出ます。表示された数字と、実際に動く金額の幅は一致しません。2.19%は標準的な判断を前提とした理論値であり、判断が変われば数字はそこから乖離します。
スロットマシン
SLOT MACHINE カジノゲーム 6.00%ハウスエッジ乱数で決まる図柄の並びに、掛け金を一括で賭けます。
遊 び 方
- 1回あたりの賭け金額と、有効にするライン数の組み合わせで1回分が決まります。
- スピンの操作をした瞬間に、内部の乱数が確定します。
- リールの回転と停止は、すでに確定した結果を表示するための演出です。
- 図柄の並びが配当表と一致すれば、その倍率でクレジットが加算されます。
- 1回は数秒で終わり、同じ流れが繰り返されます。
教 養 と し て
米国ネバダ州の規則では、スロットマシンの理論上の払戻率に下限が定められており、その値は75%です。実際に設置される機械の設定は、この下限より高い水準に置かれます。結果は乱数生成器が決め、リールの回転はその結果を表示する過程にあたります。
賭 け 方 と 控 除 率
| 賭け方 | 配当 | 控除率 | |
|---|---|---|---|
| 1回のスピン(基本ゲーム) | 配当表による(機械ごとに異なる) | 概ね6%(ラスベガス・ストリップの目安) | 設定は機械ごとに異なります |
な ぜ 胴 元 が 取 れ る の か
スロットは、配当表と乱数の対応が設計の段階で決まっています。ある組み合わせの出現確率が千分の一なら、その配当は千倍より低く置かれます。この差を全ての組み合わせについて合計したものが控除率で、ラスベガス・ストリップでは概ね6%が目安とされます。ただし還元率は機械ごとに設定されるため、目の前の台の数字がその目安と一致する保証はありません。台は1時間に数百回まわり、同じ差に賭け金が繰り返しさらされます。胴元は1回ごとの結果ではなく、回転数によって取り分を確定させています。
知 っ て お く べ き こ と
還元率は機械ごとに設定され、外観からは分かりません。同じ見た目の筐体でも設定が異なる場合があります。画面の演出や、あと一つで揃うという並びは、すでに確定した乱数を映しているだけで、次の回の結果とは関係がありません。各回の結果は独立しており、前の回がどうであったかは次の回に影響しません。
ビッグシックス(マネーホイール)
BIG SIX カジノゲーム 11.11%ハウスエッジ54区画の輪が止まった区画に賭けます。
遊 び 方
- 縦型の大きなホイールが54の区画に分かれ、区画ごとに倍率が印字されています。
- 回転が始まる前に、どの倍率の枠に賭けるかが締め切られます。
- ディーラーがホイールを回し、上部のフラッパーが仕切りを弾きながら減速します。
- 止まった区画が当たりとなり、その枠に印字された倍率どおりに支払われます。
- 1回の所要時間は短く、同じ流れが繰り返されます。
教 養 と し て
区画の内訳は、$1が24、$2が15、$5が7、$10が4、$20が2、残る2区画がジョーカーとロゴという構成です。合計は54で、区画数と倍率の対応は盤面を数えれば確認できます。ホイールは縦に立てて回し、上部の革製フラッパーが仕切りを弾いて減速します。停止させる機構は持たず、減速のみで止まります。
賭 け 方 と 控 除 率
| 賭け方 | 配当 | 控除率 | |
|---|---|---|---|
| $1セグメント | 1:1 | 11.11% | 24区画。最も区画数の多い枠 |
| $20セグメント | 20:1 | 22.22% | 2区画。倍率は元金を除く値 |
| ジョーカー/ロゴ | 40:1 | 24.07% | 各1区画。区画数が最も少ない枠 |
な ぜ 胴 元 が 取 れ る の か
ホイールは54区画に分かれ、区画ごとに倍率が印字されています。$1は24区画で1:1、$20は2区画で20:1、ジョーカーとロゴは各1区画で40:1です。支払いは印字どおりですが、区画の占める割合に対して倍率は低く置かれています。区画を数えれば差は計算でき、$1で11.11%、$20で22.22%、ジョーカー/ロゴで24.07%になります。カジノのテーブルゲームの中では高い水準で、1回の所要時間が短いぶん、この差は短時間で積み上がります。
知 っ て お く べ き こ と
同じホイールでも、枠によって控除率は11.11%から24.07%まで開きます。$1の11.11%と$20の22.22%は、ちょうど2倍の差です。倍率の大きい枠ほど控除率も高くなる並びで、ルーレットやバカラと同じフロアに置かれていても条件は別物です。
キノ
KENO カジノゲーム 25.00%ハウスエッジ80個の番号から抽選される20個を予想します。
遊 び 方
- 1から80の番号表から、決められた個数の番号を選ぶ形式です。
- 選んだ個数と賭け金額は、抽選の前に締め切られます。
- 抽選では、80個のうち20個の番号が引かれます。
- 選んだ番号のうち何個が的中したかで、配当表の該当欄が決まります。
- 抽選は数分おきに繰り返されます。
教 養 と し て
80個から20個を引く組み合わせは3,535,316,142,212,174,320通りあります。10個を選んでその10個すべてが的中する確率は、8,911,711分の1です。抽選は選ばれた番号と無関係に行われ、各回の結果は互いに独立しています。
賭 け 方 と 控 除 率
| 賭け方 | 配当 | 控除率 | |
|---|---|---|---|
| 番号を選ぶ賭け(スポット) | 配当表による(選んだ個数と的中数で決まる) | 概ね20〜35%(代表値25%) | 配当表は選ぶ個数ごとに別に組まれます |
な ぜ 胴 元 が 取 れ る の か
キノは80個の番号から20個が引かれる抽選です。何個当たるかの確率は組み合わせの計算で確定しており、配当表はその確率より低い倍率で組まれています。この差が控除率です。配当表は選ぶ個数ごとに別に用意され、施設によっても内容が異なるため、控除率は一つの値には定まらず、概ね20〜35%の幅に散ります。25%は代表値として挙げられる数字であって、どの卓でも同じという意味ではありません。テーブルゲームの多くが数パーセントであるのに対し、一桁大きい水準です。
知 っ て お く べ き こ と
控除率は概ね20〜35%で、カジノのフロアにある遊びの中では高い部類です。選ぶ個数を変えると当たり方の見え方は変わりますが、配当表が個数ごとに組み直されるため、2割から3割を超える幅で引かれるという水準そのものは動きません。飲食をしながら数分おきに進む、滞在時間の長い娯楽として設計されています。
スポーツベッティング
SPORTS BETTING カジノゲーム 4.55%ハウスエッジ試合の勝敗などに、提示された条件で賭けます。
遊 び 方
- 日本国内からの利用は法律で認められていません。以下は価格の仕組みの説明です。
- 対象の試合ごとに、勝敗やハンディキャップといった種目が設けられます。
- それぞれの側に、−110のような形式で条件が提示されます。
- −110は、100の利益を得るために110を賭ける条件を表します。
- 賭けが成立した時点の条件で固定され、その後の変動は及びません。
- 試合結果の確定後、的中した側に元金と利益が払い戻されます。
教 養 と し て
−110という表記は、100の利益に対して必要な賭け金の額を示す形式です。米国では1992年制定のプロ・アマチュアスポーツ保護法により多くの州で禁じられていましたが、2018年に連邦最高裁が同法を違憲と判断し、州ごとの制度化が進みました。日本では、法律で個別に認められた公営競技とスポーツくじ以外の賭けは認められていません。
賭 け 方 と 控 除 率
| 賭け方 | 配当 | 控除率 | |
|---|---|---|---|
| −110 の標準的なライン | 10:11(110の賭けで利益100、元金を含めて約1.91倍) | 4.55% | 差の10がヴィグ(胴元の取り分) |
な ぜ 胴 元 が 取 れ る の か
ブックメーカーは、勝敗を予想する側ではありません。−110は両側に同じ条件で提示され、100を得るために110を賭ける形になります。両側に同額が集まれば、外れた側の110から的中側へ100を払い、差の10が手元に残ります。この10は、両側の賭け金の合計220に対して4.55%です。胴元の仕事は結果を当てることではなく、条件を動かして両側の金額を揃えることにあります。
知 っ て お く べ き こ と
提示される数字は、需要に応じて動きます。一方に金額が偏れば、条件を変えて反対側の金額が集められます。表示された数字は勝つ確率そのものではなく、取り分を含んだ価格です。−110のラインでは、賭け金の合計に対して4.55%が先に胴元側の取り分として置かれています。
中央競馬(JRA)
HORSE RACING 日本の公営競技・くじ 20.00%ハウスエッジどの馬が何着に入るかを予想して馬券を買う賭けです。
遊 び 方
- 出走馬、騎手、距離などを記した出走表が事前に公表されます。
- 式別(単勝、馬連など賭け方の種類)ごとに、別々の投票が集計されます。
- オッズは投票額の偏りに応じて動き、締切の時点で確定します。
- 発走前までに、買い目と金額が締め切られます。
- 着順が確定すると、式別ごとのプールから的中者へ払い戻されます。
- 馬券を購入できるのは20歳以上に限られます。
教 養 と し て
日本中央競馬会(JRA)が発足したのは1954年です。1948年から1954年までは国営競馬として国が施行し、それ以前は日本競馬会などが施行していました。払戻は、売上をプールして控除後の残りを的中者で分けるパリミュチュエル方式によります。
賭 け 方 と 控 除 率
| 賭け方 | 配当 | 控除率 | |
|---|---|---|---|
| 単勝 | 変動(オッズによる) | 20.00% | 1着になる馬を1頭選びます |
| 複勝 | 変動(オッズによる) | 20.00% | 上位(原則3着以内)の馬を1頭選びます |
| 馬連 | 変動(オッズによる) | 22.50% | 1着と2着の2頭を着順を問わず選びます |
| ワイド | 変動(オッズによる) | 22.50% | 3着以内に入る2頭を着順を問わず選びます |
| 枠連 | 変動(オッズによる) | 22.50% | 1着と2着の枠番を着順を問わず選びます |
| 馬単 | 変動(オッズによる) | 25.00% | 1着と2着を着順どおりに選びます |
| 三連複 | 変動(オッズによる) | 25.00% | 3着までの3頭を着順を問わず選びます |
| 三連単 | 変動(オッズによる) | 27.50% | 3着までを着順どおりに選びます |
な ぜ 胴 元 が 取 れ る の か
馬券の売上はいったん全額がプールされます。主催者はそこから式別ごとに定められた控除率を先に引き、残りを的中者で分け合う仕組みです。オッズは買われ方で動き、締切時点の投票額で決まります。どの馬が勝っても主催者の取り分の割合は変わりません。主催者は結果に賭けておらず、賭けているのは購入者どうしです。だから不確実性は主催者の側に存在しません。
知 っ て お く べ き こ と
式別によって控除率は異なり、単勝・複勝の20.00%から三連単の27.50%まで開きがあります。同じ金額を投じても、式別が違えば差し引かれる割合が変わります。的中の難しさと控除率は別の話であり、当たりにくい式別ほど控除率も高く設定されています。依存に関する相談は、各都道府県の精神保健福祉センターで受け付けられています。
ボートレース(競艇)
BOAT RACE 日本の公営競技・くじ 25.00%ハウスエッジ6艇のモーターボートの着順を予想して舟券を買う賭けです。
遊 び 方
- 出走表には、選手の級別やモーターの成績が事前に記載されます。
- 式別(賭け方の種類)ごとに、別々の投票が集計されます。
- 発走前までに、買い目と金額が締め切られます。
- 発走は、決められた時間帯に加速して線を通過する方式です。
- 6艇が3周を走り、着順が確定するとプールから的中者へ払い戻されます。
- 舟券を購入できるのは20歳以上に限られます。
教 養 と し て
ボートレースは1952年、長崎県の大村で始まりました。モーターとボートは開催ごとの抽選で選手に割り当てられ、持ち込みはできません。選手には最低体重が定められており、下回る場合は調整用の重りを積んで走ります。
賭 け 方 と 控 除 率
| 賭け方 | 配当 | 控除率 | |
|---|---|---|---|
| 舟券(全式別) | 変動(オッズによる) | 25.00% | 単勝から3連単まで式別があります |
な ぜ 胴 元 が 取 れ る の か
舟券の売上は全額がプールされ、施行者は控除率25.00%を先に引きます。残りが的中者への払戻に回るため、どの艇が1着でも施行者の取り分の割合は変わりません。オッズは購入の偏りによって動きますが、動いているのは残りをどう分けるかの比率だけです。人気の艇が入っても波乱になっても、施行者に損益は生じません。賭け合っているのは購入者どうしです。
知 っ て お く べ き こ と
控除率25.00%は、払戻の前に売上から引かれる割合です。1号艇は最も内側の航走路を進みますが、その分だけ投票が集まり、オッズは低くなります。走路の位置による差は、払戻の側で相殺される構造になっています。依存に関する相談は、各都道府県の精神保健福祉センターで受け付けられています。
競輪
KEIRIN 日本の公営競技・くじ 25.00%ハウスエッジ競走用自転車の着順を予想して車券を買う賭けです。
遊 び 方
- 出走表には、選手の級班や脚質、周回数などが示されます。
- 式別(賭け方の種類)ごとに、対象とする車番の組み合わせが決まっています。
- 発走前までに、買い目と金額の受付が締め切られます。
- 先頭を走る誘導員が退避した後、残りの周回で競り合いになります。
- 着順が確定すると、式別ごとのオッズに応じて払戻額が決まります。
教 養 と し て
競輪は1948年、福岡県の小倉で始まりました。根拠法は自転車競技法で、車券を購入できるのは20歳以上に限られます。KEIRINはそのまま国際語となり、2000年のシドニー大会からオリンピックの正式競技です。選手は日本競輪選手養成所を経て登録されます。
賭 け 方 と 控 除 率
| 賭け方 | 配当 | 控除率 | |
|---|---|---|---|
| 車券(全式別) | 変動(オッズによる) | 25.00% | 単勝から3連単まで式別があります |
な ぜ 胴 元 が 取 れ る の か
車券の売上はいったん全額がプールされ、施行者は控除率25.00%を先に引いた残りを的中者で分けます。レースの展開がどうなっても、引かれる割合は一定です。オッズは投票の偏りで変わりますが、変わるのは残りの分配比率だけです。施行者はどの選手にも賭けておらず、勝敗の結果によって損得が生じません。負担しているのは購入者どうしです。
知 っ て お く べ き こ と
ラインは、複数の選手が前後に連なって走る競走上の戦法です。前の選手が風圧を受け、後ろの選手は脚を温存します。本稿では着順の予想材料は扱いません。控除率25.00%は、結果がどうであれ売上から先に引かれる割合です。
オートレース
AUTO RACE 日本の公営競技・くじ 25.00%ハウスエッジ8車のオートバイの着順を予想して車券を買う賭けです。
遊 び 方
- 出走表には、各選手のハンデ位置と試走タイムが示されます。
- ハンデにより、実績のある選手ほど後方の位置から発走します。
- 式別(賭け方の種類)ごとに、対象とする車番の組み合わせが決まっています。
- 発走前までに、買い目と金額の受付が締め切られます。
- 着順が確定すると、式別ごとのオッズに応じて払戻額が決まります。
教 養 と し て
オートレースは1950年、千葉県の船橋で始まりました。根拠法は小型自動車競走法で、車券を購入できるのは20歳以上に限られます。競走車にブレーキはなく、減速はエンジンの回転を落として行います。走路は左回りのオーバルです。ロードレース世界選手権の元王者が、オートレース選手に転向した例もあります。
賭 け 方 と 控 除 率
| 賭け方 | 配当 | 控除率 | |
|---|---|---|---|
| 車券(全式別) | 変動(オッズによる) | 25.00% | 単勝から3連単まで式別があります |
な ぜ 胴 元 が 取 れ る の か
ハンデは選手間の力量差を縮めるための仕組みですが、施行者の取り分とは無関係です。車券の売上は全額がプールされ、控除率25.00%が先に引かれ、残りを的中者で分けます。誰が1着でも引かれる割合は変わりません。オッズが動くのは、残りをどう分配するかの比率だけです。施行者は結果に賭けておらず、賭け合っているのは購入者どうしです。
知 っ て お く べ き こ と
ハンデは走路上の後退距離として与えられます。力量差を縮める設計ですが、着順が読みやすくなることを意味するものではありません。控除率25.00%は、どの式別であっても、結果がどうであっても売上から先に引かれます。
スポーツくじ(toto/BIG)
TOTO 日本の公営競技・くじ 50.00%ハウスエッジサッカーの試合結果を予想する、くじの形式の賭けです。
遊 び 方
- 対象となる試合の組み合わせは、回ごとにあらかじめ指定されます。
- totoは、指定された各試合の結果(ホーム勝ち、引き分け、アウェー勝ち)を選ぶ形式です。
- BIGは選ぶ余地がなく、コンピュータが組み合わせを自動で決めます。
- 締切の時刻を過ぎると、その回の受付は終了します。
- 全試合の終了後、的中口数に応じて一口あたりの当せん金が決まります。
教 養 と し て
スポーツくじの全国発売は2001年に始まりました。根拠法はスポーツ振興投票の実施等に関する法律で、購入できるのは19歳以上に限られます。BIGの導入は2006年で、コンピュータが組み合わせを決める点がtotoと異なります。
賭 け 方 と 控 除 率
| 賭け方 | 配当 | 控除率 | |
|---|---|---|---|
| toto(自分で予想する型) | 変動(当せん口数による) | 50.00% | 当せん金は売上の50%以内と定められています |
| BIG(コンピュータ選択型) | 変動(当せん口数による) | 50.00% | 組み合わせは自動で決まります |
な ぜ 胴 元 が 取 れ る の か
スポーツくじの売上は全額がプールされます。当せん金に充てられるのは売上の50%以内と法律で定められており、残る50.00%は先に引かれてスポーツ振興のための助成と運営経費に回ります。試合結果がどうなっても、この割合は動きません。主催者は勝敗に賭けておらず、当せん者が多ければ一口あたりの金額が下がるだけです。
知 っ て お く べ き こ と
控除率50.00%は、公営競技の25.00%前後のちょうど2倍にあたります。またBIGには選択の余地がなく、組み合わせはコンピュータが決めます。試合結果に購入者が関与する手段はなく、差し引かれる割合も購入者の側では変わりません。
宝くじ(ジャンボ等)
LOTTERY 日本の公営競技・くじ 54.30%ハウスエッジ番号入りのくじを買い、抽せんで当せんが決まる賭けです。
遊 び 方
- ジャンボ宝くじなどの券種ごとに、発売期間が定められています。
- 連番とバラという並べ方の違いがあり、番号の組み方が変わります。
- 当せん金の等級と本数は、発売の時点で確定しています。
- 抽せん日に、電動式の抽せん機で当せん番号が決まります。
- 当せん金の請求期限は、支払開始日から1年です。
教 養 と し て
現在の宝くじの起源は、1945年に発売された勝札と、同年秋の政府第一回宝籤とされます。発売できるのは当せん金付証票法により都道府県と政令指定都市に限られ、銀行が受託して事務を行います。収益金は発売元の自治体に納められます。
賭 け 方 と 控 除 率
| 賭け方 | 配当 | 控除率 | |
|---|---|---|---|
| 宝くじ(ジャンボ等) | 等級ごとの固定額 | 概ね53〜55%(年度により変動) | 当せん金額と本数は発売時に確定 |
な ぜ 胴 元 が 取 れ る の か
宝くじは売上の概ね53〜55%が先に引かれ、残りが当せん金に充てられます。引かれた分は発売元である都道府県や政令指定都市の収入となり、公共事業等に使われます。当せん金の額と本数は発売の時点で決まっているため、売れ行きや抽せんの結果によって発売元の取り分の割合が動くことはありません。発売元は結果に賭けていません。
知 っ て お く べ き こ と
控除率は概ね53〜55%で、公営競技の25.00%前後やスポーツくじの50.00%より高い水準です。当せん金が非課税であるのは、当せん金付証票法に所得税を課さない旨の定めがあるためです。当せん金の請求期限は支払開始日から1年で、期限を過ぎた分は発売元に納められます。
ウル王朝のゲーム
THE ROYAL GAME OF UR スペシャル 5.00%ハウスエッジ遊び方が判明しているものとしては、世界最古の盤上遊戯です。
遊 び 方
- 7つの駒を、盤の20枡の道に沿って進め、先に全部を上がらせたほうが勝ちです。
- 四面体の賽を4つ振り、印の出た数だけ進みます。0から4で、0のときは動かせません。
- 中央の8枡は両者が通る共有の道で、相手の駒に重なるとその駒は振り出しに戻ります。
- 薔薇の印がついた枡に止まると、もう一度振れます。中央の薔薇の上では取られません。
- 上がるにはぴったりの目が要ります。多すぎる目では動かせません。
教 養 と し て
1922年から1934年にかけて、レナード・ウーリーが古代都市ウルの王墓群を発掘し、この盤が出土しました。紀元前2600年ごろのものとされます。遊び方は、大英博物館所蔵の紀元前177年のバビロニアの粘土板から読み解かれました。
賭 け 方 と 控 除 率
| 賭け方 | 配当 | 控除率 | |
|---|---|---|---|
| この一局に賭ける | 1:1(勝ち額から5%) | 5.00% | 胴元の取り分を5%として置いた模型です |
な ぜ 胴 元 が 取 れ る の か
この盤に控除率という概念はありません。二人で打ち、勝ったほうが取る。ここに「場を貸す者」が入り、勝ち金から一定の割合を引くようになった瞬間に、賭けは商売になりました。上の卓に並ぶ1.06%も25%も、この5%と同じ性質のものです。違うのは割合の大きさと、それを誰が決めているかだけです。
知 っ て お く べ き こ と
賽は四面体を4つ。出目は0から4で、2が最も出やすく、0と4は16分の1ずつです。進める距離が均等でないことが、この遊戯の駆け引きを生んでいます。5000年前の設計とは思えないほど、確率がよく効いています。